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2013年11月 8日 (金)

EPS-300M(トランス編)

アルインコ電源のトランスを外して会社に持ち込み測定してみました。
温度は17.3℃

変圧比  100.0V : 20.4V
無負荷電流 0.502A
無負荷損  9.12W
トランス本体に捺印してあった「19V/18A」を信じるとこんなもんでしょう。
無負荷の測定は名前の通り何も繋がない状態の事。
渦電流等の鉄損が支配的です、
まぁ、待機電力みたいなものでしょうか。

短絡時の測定もしてみました。巻き線の抵抗分の銅損が支配的。
大きなトランスだと負荷抵抗を用意するのも大変なので、二次側をショートして一次側の電流を調整し、二次側の電流が定格になるよう測定するのが一般的。
負荷損(18A時) 17.5W
  〃 (25A時) 34.4W
  〃 (30A時) 51.4W

要するに無線機で18A使う運用をしていると約26W分の熱が、30Aで運用時では約60Wトランスだけ発生する訳です。
このワット数の半田こてが安定化電源内部のケースに押し当てられていると考えると結構な熱量です。
安定化電源ですからその他にも平滑された電圧から13.8Vに落とした残りの電圧分の電力を背負う訳ですからその分の発熱も加わります。

さて、アマチュア無線的に使うには送信時にどうヨって事です。
抵抗負荷を繋げて測定してみました。
0A→20.4V
18.15A→18.77V(トランスに捺印してあった電流)
19.97A→18.62V
25.03A→18.34V(この電源の連続使用時の電流)
30.03A→18.00V(この電源の間欠使用時の電流)
35.13A→17.70V(ちょっと無理してみた)
40.56A→17.29V(かなり無理してみた)
結果としては意外に電圧変動しませんでした。
さすがに40Aは無理にしても30A程度ならば、この後整流・平滑したDCを定電圧化するなら十分に13.8V一定に保てそうです。
やはり、電源内部のいい加減な配線が災いしているようです。

ACはすべてrms値
測定器類は全て校正期限内のものです。
校正していない測定器は目安にしかなりませんからね。

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コメント

初めまして。
この電源は、かれこれ四半世紀くらい前の電源ですよね?あの当時ダイワのパクリで、規格の容量は無いとか回り込みが酷くて、、、とか、評判は悪かったと記憶しています。
しかし、この記事を読んでビックリしました!トランスの容量は比較的真面目なものを使っていたんですねw これなら平滑コンデンサとブリッジ・ダイオードを交換・増設すれば使えそうですね。強制空冷のファンも付けて、過電圧防止の簡単な回路も付ければ、2N3055がショートしても安心ですが、、、コスト掛かりすぎでしょうか?w
大変参考になる記事、有難うございました。

投稿: kelly | 2014年6月26日 (木) 09時59分

>>kellyさん

はじめまして
かなり古い電源ですがトランスはそうそう壊れる部品ではないので大丈夫なようです。
トランスの大きさ自体はダイワよりも一回り小さい印象でした。
トランスそのものは頑張れば25A程度は大丈夫そうですが、他の配線回り、部品の選択が全然ダメな印象です。

投稿: vxt | 2014年6月27日 (金) 06時45分

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